立教大学

就活を始めた頃は、やりたいことを決めきれていなかったのですが、安定していて労働環境の整った企業で働きたいと思っていたので、大手メーカーを中心に片っ端からオンライン説明会などに参加していました。苦労したことは、話を聞きたくても大学に連絡を取れる卒業生がおらず、周囲にも同じ業界を受けている仲間がいなくて、なかなか情報を得られなかったことです。

しかし、インターンシップに参加したことで、企業理解を深められていたため、ESが書きやすかったり、面接でも説得力を持たせた話ができたと思います。インターンシップ経由の選考を受けられたり、参加者のみに卒業生訪問ができるようにしている企業もあったため、その点でも役立ったと感じています。

初めての対面での面接が第一志望の企業だったことが失敗体験でした。非常に緊張し声が震えるなど、内容以前の問題があったので、事前に形式を把握し、なるべく近い形式での練習をすると良いと思います。他には、身だしなみにとても注意をしていました。基本的なことだからこそ、できていないと目につくと思ったからです。声のトーンを上げ、素直に話すことも意識していました。

内定先の決め手は、居心地の良さを感じたことと、企業の方針に共感できたことです。内々定をいただいた後に他社との比較でとても悩みましたが、納得して内定承諾できるように面談する機会をいただけたことも大きかったです。面接の際に人事部長のお言葉に感銘を受けたことも決め手でした。将来は、他社が真似するくらいの制度を考えることと、仕事と家庭の両立ができる女性になりたいです。

成功、失敗関係なく、他者と協力してやり遂げたことを記入したことが効果的だったと感じます。一人で行って成果を出したことも良いとは思いますが、企業で働くイメージを持っていただけるよう、他者と協力したことを書くようにしていました。

人はいろいろな側面を持っているとは思いますが、ESですべてを出してしまうと説得力のないものになってしまうと考えています。また、情報量が多くなると相手の印象に残りにくいとも考えていたため、一貫性を持たせることをとても大切にしていました。また、自分自身が他の人のESを読んだときに、自分が想像したことと相手の言いたかったことに差異があることに気づきました。差異を少しでもなくすことが、その後の面接にも活きてくると考えます。

放送研究会での成功体験を話すときに、具体的なエピソードとして、250人の勧誘目標に対して270人を集めた話をしましたが、結果だけでなく、そこに至るまでの学びや気づき、反省点も含めて話しました。就職活動では、結果よりも、そこに至るまでの経緯のほうが評価されると思います。

数多くの業界の説明会に参加するといいと思います。私はそのおかげで、その企業（業界）がいい理由も、その企業（業界）でなくてはいけない理由も、自分の中で明確になりました。そして、本選考を受けている時も内々定を承諾した時も納得感を持って行うことができました。転職がしやすい時代だからこそ、私は新卒で入る会社は大切だと思っています。まだ選択肢がたくさん用意されている時に、自分から選択肢を狭めないでください。

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